みなさんこんにちは!
今回も修理の様子を写真、解説付きでお送りいたします!!
今回のご依頼は、、「水没修理」です!!
iPhoneを水に浸けてしまい、尚且つ電源が点かないとなると人はパニックになってしまうものです。。
正しい復旧の方法は以前のブログでご紹介したので、ご覧いただくと幸いです。
完全に電源が点かなくなってしまった場合でも、当店の施工で修復できるかもしれません!
どんな修復作業をしているのか?時になる方は是非このブログを最後までご覧ください!!
今回の修理はコチラのデバイスです!
【機種名】iPhone7
【症状】水没によるタッチ操作の不具合
【備考】電源はついているがタッチはできず、システム終了も不可
【修理項目(税別料金)】
・水没復旧(5,500-)
・バッテリー交換(7,800-)
・液晶交換(10,800-)
【難易度】★★★★☆
水没のご相談はかなり頂くのですが、その中でも珍しいケースとなっております。
まず、水没した後は本体が乾くまで電源を切っておくのが最善の応急処置となるのですが、こちらはタッチ操作が全く効かず電源が落とせないかなり危険な状況です。
こういった場合は内部からバッテリーの接続を外し、電源を強制的に切る方法を取るのですが、iPhone内部に水滴が残っている場合は小さい振動で水が基板内部に入り込んでしまい取り返しのつかないショートが起こる可能性があります。
その為、素早く精密な作業が必要になります。
なにはともあれまずは電源を切り、基板やそのほかパーツから水分を完全に除去しなくてはなりません。
水滴が中に入り込まないよに慎重にパネルを開けてみると、、
水浸しです、、。
いたるところに水滴が入り込んでいるかなり危険な状況となっておりました。
目に見える水滴を丁寧に拭き取った後はバッテリーを外し、各パーツを分解していきます。
液晶側の水没マークも完全に点灯しており、タッチ不良が水によるものだと断定できるようになりました。
あとは一番水に弱いメインの基盤を取り外します。
基板裏まで水滴が入り込んでいました。電源が点いていたのは本当に奇跡のように感じます。
(余談ですが水滴は本当に怖いもので、水が入り込んだ形跡が全く無いiPhoneでも、水没インジケータの点灯のみがあり基板が完全に壊れているケースもあったので水の入り方やデバイスの動かし方によって水没が筐体に与えるダメージは異なるようです。)
パーツを分解した後は清掃と除水をして、念のため一晩乾燥させます。
筐体の復活を祈りながら明日の朝を待ちましょう、、。
除水が完了したら組み立てを行います。
水が残っていないかをチェックしながら慎重に組み立て、水の浸かってしまったバッテリーは膨張の恐れがあるので新しいものに変えていきます。
組み込みがあらかた終わりましたら今度は液晶のチェックです。
もともとの純正液晶画面がこの時点で使えるようだったら修理代も安く抑えられるので一番いいのですが、、、。
やはりタッチの機能だけ全く反応しません。
仕方がないのでパネルの交換をします。
パネルの交換を行った結果タッチ操作も問題なく使えるようになり、その他動作確認も異常は見つかりませんでした。
今まで通りiPhoneをお使いいただけるのはわたくし共にとって幸いです。
さて、今回は水没復旧の手順についてご紹介しましたがご覧いただいた通り水没はどこにどのように問題を及ぼしているのかが筐体ごとに異なっており、施工手順も異なります。
カメラ等が使えなくなっているようであればパーツの交換をしますし、ストレージに異常があればデータの吸出しなどもご案内します。
基板自体が故障しているようであればそれも修復させていただきます。
水没の状況によってご案内や料金も変わってきますので、水没時はとりあえず電源を切ったうえでデバイスをお持ち頂得れば全力でサポートいたします!!
どうぞよろしくお願いいたします。