FBIがAppleにiPhoneのパスコード解除を要求
こんにちは
iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム町田店です。
FBIがフロリダ州ペンサコーラの海軍航空基地で発生した銃撃事件の容疑者が所持していたiPhoneのロック解除をAppleに要請していることがNBC Newsにより報じられています。
FBIは2019年12月に発生した3人を死傷させた銃撃事件の容疑者であるMohammed Saeed Alshamrani氏は既に射殺されてしまっているため、本人が所持していた2台のiPhoneから情報を得ようとしていますが、当然のようにロックが掛かっており捜査が続かない状態が続いています。
そこでFBIはAppleにiPhoneのロックを解除するように要請しているのですが、未だにiPhoneから情報を入手することが出来ていません。
この件に関してのAppleの回答は「私たちは法執行機関に対して最大限の敬意を払っており、FBIの調査を支援するため常に協力しています」また「1か月前にFBIが事件に関する情報を求めた際には、Appleが所持しているすべてのデータを提供しています。今後も引き続きデータを共有しサポートします」と応えています。
要するにAppleはユーザーの許可なくiPhoneからデータを抜き出す手段を持っていないということですね。
仮に可能だったとしても個人のセキュリティとプライバシーを常に重要視してきたAppleですから、ロックを解除するという要求を呑むことはなさそうです。
2015年にもサンバーナーディーノでテロ事件により14人が死亡する痛ましい事件が発生した際にFBIはAppleに対してiPhoneのロック解除をするよう要求していましたが、Appleはこれを拒否していました。
今回発生した事件と同じくAppleは所持している情報すべてを提供こそしましたが、iOS端末で開発者側がパスコードを強制解除する手段を頑なに作成していません。
その後、FBIはCellebrite社にiPhoneのロック解除を依頼しロックを解除したとのことですが、有用なデータが回収できたのかどうかは定かではありません。
source:AppleInsider