
1. バッテリー膨張の原因
iPhoneやiPadに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、充放電を繰り返すうちに化学反応によりガスが発生し、膨張することがあります。主な原因は以下の通りです。
(1) バッテリー劣化
長期間使用したバッテリーは、内部化学反応が不安定になり、膨張することがあります。特に3年以上使用した端末は注意が必要です。
(2) 高温環境
充電中や高負荷のアプリ使用時に高温状態が続くと、バッテリー内の化学反応が加速し、膨張のリスクが高まります。
(3) 過充電や過放電
充電残量を0%まで使い切ったり、100%で長時間充電したりすると、バッテリーに負荷がかかり、膨張しやすくなります。
(4) 純正でない充電器の使用
互換品や粗悪品の充電器を使用すると電圧が不安定になり、バッテリーの化学反応が異常を起こすことがあります。
2. 膨張したバッテリーの応急対策
バッテリーが膨張した場合、すぐに安全対策を行うことが重要です。
(1) 使用を中止する
膨張したバッテリーは、内部に圧力がかかり、発火や液漏れのリスクがあります。まずは端末の使用を中止してください。
(2) 電源を切る
膨張状態で端末を使用すると、電流の流れで発熱が加速し、危険度が高まります。電源を切って安全な状態にします。
(3) ケースやカバーを外す
厚手のケースやカバーは膨張の圧力を逃がさず、端末に負荷がかかる原因になります。ケースを外して放置します。
(4) 高温や直射日光を避ける
端末がさらに発熱する環境に置かないように、涼しい場所で保管してください。
(5) 自力で分解しない
膨張したバッテリーは非常に危険です。自力で端末を分解すると発火や破損のリスクが高まるため、必ず専門店で対応します。
3. バッテリー膨張の予防策
日常使用でバッテリー膨張を防ぐためには、以下のポイントを意識しましょう。
(1) 適切な充電習慣
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残量20~80%の範囲で充電
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長時間のフル充電や0%までの過放電を避ける
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「最適化されたバッテリー充電」を有効化
(2) 過熱を避ける
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高温下での使用や充電を避ける
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高負荷アプリを連続で使用しない
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ケースの素材や厚みが放熱を妨げないか確認
(3) 純正または認証済みアクセサリを使用
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充電器やケーブルは純正品やMFi認証済みを使用
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互換品や粗悪品は避ける
(4) 定期的なバッテリー点検
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設定→バッテリー→バッテリーの状態で最大容量を確認
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最大容量が80%以下になった場合は交換を検討
(5) 高品質バッテリー(TIチップ搭載)を活用
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TIチップ内蔵バッテリーは過充電・過放電や温度管理を最適化
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膨張リスクを低減し、長期使用が可能
4. 専門店での修理・交換のメリット
膨張したバッテリーは、自力で対応すると危険が伴います。専門店での修理・交換には以下のメリットがあります。
(1) データを残したまま修理可能
バッテリー交換時に端末を安全に分解し、データを消さずに作業可能です。
(2) 高品質部品の使用
純正またはTIチップ搭載の高品質バッテリーを使用することで、安全性や耐久性を確保できます。
(3) 内部点検も同時に可能
バッテリーだけでなく、液晶や基板など内部の状態もチェックでき、故障の早期発見につながります。
(4) 修理保証付き
作業後に不具合が発生した場合も保証がつくため安心です。
5. バッテリー膨張が引き起こすリスク
膨張したバッテリーを放置すると、以下のリスクがあります。
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画面の浮きやタッチ不良
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端末内部の基板損傷
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発火・液漏れの可能性
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バッテリー寿命の急速劣化
特に膨張が大きい場合は、端末の使用を控え、速やかに専門店で交換することが重要です。
6. まとめ
iPhoneやiPadのバッテリー膨張は、充電習慣や高温環境、使用状況によって発生します。膨張を放置すると画面浮きやタッチ不良、発火などの危険があるため、以下のポイントを押さえて対処・予防しましょう。
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膨張時は使用中止・電源オフ
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ケースを外し、涼しい場所で保管
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過充電・過放電を避ける
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高温環境を避ける
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定期的にバッテリー状態を確認
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高品質バッテリー(TIチップ搭載)を活用
万一膨張が見られた場合、岐阜で「iPhone修理 岐阜」を検討し、ダイワンテレコムモレラ岐阜店で安全にバッテリー交換を行うことをおすすめします。正しい使い方と専門店のサポートで、iPhoneやiPadを長く安全に使用できます。