
iPhone修理のダイワンテレコム新宿店です。
2018年10月30日にリリースされたばかりのiOS12.1ですが、リリース後、僅か1時間でFaceTime関連のバグが発見されるなど、波乱の様相を呈しています。
iOS12.1のバグを発見したのは、スペインのセキュリティ研究者Jose Rodriguez氏で、同氏はこれまでにもiOS関連のバグを数多く発見してきた人物です。
発見されたのはFacetimeのバグを突いたもので、特定の方法でFaceTimeからアドレス帳を開いて丸見えにすることができるものです。
こちらの動画には、同氏のコメントが記されています。
『In a passcode-locked iPhone with latest iOS 12.1
You receive a phone call, or you ask Siri make a phone call (can be digit by digit), and, by changing the call to FaceTime you can access to the contacts list and by doing 3D Touch on each contact you can see more contact information, and doing tap on the contact phone number, allows start a new phone call.』
訳:最新のiOS 12.1を搭載したパスコードロックされたiPhoneで、あなたは電話を受けたり、Siriに電話をかけるよう頼んだり(数字で数字でも可能)、FaceTimeへの呼び出しを変更することで連絡先リストにアクセスしたり、各連絡先で3D Touchを実行して連絡先をもっと見ることができます。連絡先の電話番号をタップすると、新しい電話をかけることができます。
こうした恐ろしいバグが、リリース後わずか1時間ほどで発見されてしまう事がさらに恐ろしいですね。
iOS12.1.1ベータ1及びiOS12.1.1パブリックベータ1配信
Appleは、10月30日にiOS12.1がリリースされた2日後には開発者向けのiOS12.1.1ベータ1を、さらにその翌日には、一般向けのiOS12.1.1パブリックベータの配信を開始しました。
iOS12.1.1パブリックベータの内容は、開発者向けベータ1と同等と見られます。
パブリックベータには特にリリースノートは付属していませんが、ベータ1の方では、特にバグの修正とい記載はないようです。
米MacRumorsによれば、FaceTimeの通話にしながらライブ写真を撮る機能を再導入されることで、FaceTimeのユーザーインターフェイスが改善されるとのことです。
iOS12.1.1導入後のFaceTimeには、コールをミュートしてカメラを反転させるためのクイックアクセスボタンの表示や、スライドさせると、会話の参加者に追加のオプションが表示されるボトムバーが表示されるようです。
問題のFaceTimeを使って不正にアドレス帳にアクセスできてしまうバグに対応しているかどうかの記載はありませんが、かなり重大な問題ですので、早急な対応が行われるものと思われます。