リンゴループって・・・？

リンゴループとは、その名の通り、「リンゴマークが繰り返し表示される」症状のことです。

電源を一度切って、再度電源を入れるとき、リンゴマークがしばらく表示された後にホーム画面が表示されますよね。そのホーム画面がいつまでたっても表示されずにリンゴマークのままフリーズしてしまったり、再起動を繰り返すというようなことが起こってしまいます。

このトラブルの何が一番怖いかというと・・ほかのトラブルに比べて修理できないパターンが多いということです。

リンゴループの真の原因を突き止めるのは正直難しいのです。

ただ、考えられる理由はいくつか存在します。

・アップデートが正常にできていない

OSのアップデートの際、Wi-Fiの接続が切れるなど電波が安定しない環境だったり、バッテリーが不足して電源が落ちてしまった場合、データが壊れて正常に完了できないことがあります。そうすると、起動に必要なデータも正常なものではないのでリンゴループが発生する原因となります。

・データ容量不足

空き容量が不足していると、アップデート時データ部分がパンクし結果的にアップデートが正常に完了できず、リンゴループになるパターンもあります。特に最近のiOSは容量が大きいので、以前の３２G程度の端末や、容量ギリギリまで詰め込んでいる人は要注意です。

・脱獄

これは近年iPhoneのセキュリティも向上したことで、わざわざ行う方も減ってきましたが、いわゆる改造です。これを行うことで、非公式のアプリがインストールできたり、通常はできないカスタマイズが出来たりするので一時期とても流行ったものです。違法ではないですが、当然安全に使用できる保証もないので、起動ファイルがクラッシュしてしまう可能性も十分に考えられます。

・水没や衝撃による基盤破損

精密機器であるiPhoneはとても繊細なので、何かしら衝撃が加わることでiPhoneの心臓部である基盤が損傷してしまう場合があります。

もしリンゴループになってしまったら、当店にご相談頂くのが一番ですが、深夜や早朝などすぐに来店できない場合はまず下記を試してみましょう。

・強制再起動

iPhoneで不具合が発生した場合、まずは強制再起動を試してみましょう。これはリンゴループに限らずすべての不具合に対応できるので、覚えておくと安心です。

・SIMカードの抜き差し

電源をOFFにし、SIMカードを抜いて再起動。または抜き差しを試してください。通信環境に問題が発生している場合はリンゴループが改善されます。

・セーフモードで起動

セーフモードはiOSに不具合が発生した際、診断用モードとなり、端末の不具合を確認するための最低限の機能だけが作動可能になります。通常起動に必要なアプリ以外は無効となるため、特定のアプリが原因だった場合は修復可能な場合があります。

・iTunesでiOSの更新か復元

iOSの不具合などが原因だった場合は、iOSの更新や復元を行うことで修復可能な場合もあります。注意点としては、更新が正常に完了すればデータは残りますが、復元が必要だとiTunesから警告が出てしまうと復元して初期化・・・つまり新品の状態にしなければいけません。

上記のような対応、店頭での修理をしても改善しないことの多いのがリンゴループ。端末は最悪の場合買い替えることができますが、消えてしまったデータはいくらお金を出しても戻すことができません・・・

いつどんなトラブルが起きても問題ないように、日ごろからバックアップをしっかりとっておきましょう！