こんにちは
アイフォン修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。
最近バッテリーの実際の劣化具合と「バッテリーの状態」で確認できる「最大容量」があまりにも一致しない症状をちらほらと見かけるようになったので調べてみました。
バッテリーの状態の確認
バッテリーの劣化具合はiOS11.3以降のiPhoneであれば「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」>「最大容量」で確認をすることができます。
自身の感覚以外でバッテリーの状態を簡単に確認できるようになったので、バッテリーを交換するかどうかの判断が容易になりました。
しかし、ここ最近でバッテリー交換をご依頼いただいたiPhoneの中には「最大容量 99%」なのに、強制的なシャットダウンが頻発してしまうという症状が見かけられます。
事例紹介
最大容量は「99％」ですが「ピークパフォーマンス性能」の下にはバッテリーが劣化し、突然のシャットダウンが発生していると表示されています。
この時点で表示に矛盾がありますが、まずは実際にバッテリーが劣化しているのかどうかを確認してみましょう。
画像だけでは少し分かりにくいかもしれませんが、バッテリーが膨らみ始めています。
バッテリーが劣化していることは明白なので、早速交換して症状に改善があるかを試してみましょう。
バッテリーを交換したところ、強制的なシャットダウンは起こらなくなり、「バッテリーの状態」の表示も正常なものに戻りました。
どうやら突然のシャットダウンがバッテリーの劣化によるものだという表示に誤りは無かったようなのですが、一部の端末ではバッテリーが劣化したときの「最大容量」の表示がおかしくなってしまうようです。
現在当店でこの症状が確認できた機種はiPhone6、iPhone6 Plus、iPhone6s、iPhone7のみで、またiOS12.2の方が多いことからiOSの問題なのではないかと予想しています。
Appleサポートコミュニティにも書き込みが
Appleの公式サポートコミュニティでも同症状の書き込みが見られました。
その中の回答の一つとして、アップデートにより本来あるべき表示に戻った、というものもあったので、やはりiOSの問題である可能性が高そうです。
現状の対策としては、突然のシャットダウンや電池持ちの悪さが気になるならバッテリーを交換してみる。
電池持ちや動作は正常だ、ということならアップデートを試したり、iTunesによる復元を試してみましょう。
この症状が今後のアップデートで改善されるのかどうかは分かりませんが、なにか新しい情報があれば追記していきたいと思います。
