本日は、かなり厳しい水没から復活したiPhoneSEの水没修理レポートをお送りします。
iPhoneSEは、iPhone6sと同じA9チップを搭載し、メインカメラには1200万画素のカメラという4インチのコンパクトなボディにもかかわらず高性能という事で、根強い人気がある機種です。まだまだ現役で使っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そんなiPhoneSE、トイレに落として5時間ほど水に浸かった状態で、気付いて水から拾い上げたときは電源もまったく入らないという事でした。
この状態でアップルストアに持ち込むと本体交換となりますので、高額な料金に加え、大事なデータが戻ってきません。できればデータを取り出したいということで当店にご依頼いただいたようです。
今回のように確実に本体に浸水しているようでしたら、電源はなるべく早めに切っていただくことをお勧めします。もし電源が切れていたら入れないでください。充電をするようなことも控えてください。
水没した場合の修理店まで持ち込むまでの対処法はコチラのページでもご案内しております。
当店の水没修理の流れとしては、
分解
↓
クリーニング
↓
組み立て
その際、悪くなった部品があれば新品の部品に交換して組み立て。
という感じですすめていきます。所要時間は最低12時間いただいております。症状が軽い場合は最短4時間ほどで返却も可能です。
それでは慎重に分解していきましょう。
水から引き上げて6時間ほど経過しているとの事でしたので、まだ本体にはかなりの水分が残っています。
メイン基盤と接続コネクタが数箇所、腐食が始まっています。このあたりを念入りにクリーニングしないと復活は望めません。
液晶パネルの裏側のヒートシンクプレートを外してみると、まだまだ水がびっしり残っています。ここまで水没すると液晶パネルは再利用出来ないかもしれません。
短時間の水没であれば、水の浸入していない部分があるかもしれませんが、数時間浸かっていましたので、おそらく隅々まで水がまわっていると思われます。全ての部品を取り外し、ことさら慎重に、念入りにクリーニングしていきます。
すべてのクリーニングが終わったらあとは乾燥して組み立てるだけです。当店では乾燥時間を12時間に設定しておりますので、お預かりから返却まで丸一日いただいております。
所定の12時間が経過しましたので、慎重に組み上げていきます。
液晶パネルとバッテリーを当店のデモ機に繋いでみましたが、まったく作動しないので新しい部品に交換して、組み上げていきます。
祈るような気持ちで電源を入れると、
無事に点灯ーー!!
お客様のアプリが表示されているのでデータも残っているようです。今までの経験上、無事に電源が入るとデータは残っていることが多いです。
各部、動作テストを行い、いくつかの不具合も発見しました。お客様に確認してそこは修理しなくてOK、との事でしたので、今回はこれにて終了です。
分解した初期は厳しい感じを受けましたが、無事に復活してお客様にも喜んでいただき、安心しました。
ただ、水没した端末は、またいつどんな不具合が起こるか分かりません。こまめにバックアップを取りながらご利用いただければと思います。
今回水没してから比較的早い段階でお店に持ち込んでいただいたのも、復活できた大きな要因かと思います。時間が経てば経つほど復旧率は落ちていきますので、もし水没などしたら早めのご相談をオススメします。
水没などで困ったら諦めずにダイワン福岡へ!web予約はコチラ
期間限定の水没修理価格はコチラ
福岡天神店
810-0021
福岡県福岡市中央区今泉1丁目21−8ステージ天神2 3F
0120-882-463