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外出先でネットを使いたい。そんな時に便利なのがフリーWiFiです。最近ではカフェや飲食店を中心に、様々な場所で提供されています。しかし一方で、フリーWiFiは「通信速度が遅い」「安全性に問題がある」といったデメリットを抱えています。
こうした問題を解決してくれるのが、今回紹介する「1.1.1.1」というアプリ。
これはいったいどんなアプリなのか、どういった使い方をするのか説明していきます。
「1.1.1.1」とは？
「1.1.1.1」は、アメリカのCloudflareが2018年4月1日より提供開始した無料DNSサーバーです。今月11日にはアプリ版の「1.1.1.1: Faster Internet」と「1.1.1.1: Faster & Safer Internet」が公開されました。
DNSサーバーは、WEBサイトのURLをIPアドレスに変換してくれるサービスです。
たとえば、yahooを例に挙げると、Yahoo! JapanのサイトURLは「https://www.yahoo.co.jp/」ですが、このアドレスは人間にしかわかりません。そこで、DNSサーバーを経由してコンピューターでも判断できる「IPアドレス」に変換する必要があります。Yahoo! Japanなら「182.22.59.229」というIPアドレスに変換されます。
以上のように、WEBサイトに接続する時はDNSサーバーを経由する必要があるのですが、このサーバーは稀にレスポンスが遅くなるほか、自分がアクセスしたWEBサイトの履歴が残る恐れがあります。特にフリーWiFiに付属しているDNSサーバーは、混雑時に速度が遅くなる、ハッキングされやすいといった問題点を抱えています。
そこで、登場するのが「1.1.1.1」です。
「1.1.1.1」は世界最速クラスのDNSサーバーである上、WEBサイトへのアクセス履歴も24時間以内に削除されるためプライバシー保護にも役立ちます。
「1.1.1.1」の使い方
今回紹介するアプリ「1.1.1.1」は、iOS／Androidともに対応しています。
iOS版（1.1.1.1: Faster Internet ）はこちら
Android版（1.1.1.1: Faster & Safer Internet）はこちら
使い方はとても簡単。iOS版を例に見ていきます。
アプリをインストールしたら、まずは表示される画面右下の「次へ」「完了」をそれぞれタップしましょう。
次に、画面中央の大きなボタンをタップして、「Allow」を選択すれば完了。場合によってはiPhoneのパスコードが求められることもあります。
設定はこれだけ。ボタン下に「貴社のDNSクエリは、最速かつプライバシー優先になりました」と表示されれば完了です。
以上の設定を行うことで、より高速かつ安全にネット接続ができるようになります。
まとめ
「1.1.1.1」は4月1日のサービスリリース以来、多くのユーザーによって利用されてきましたが、一方でスマホで設定する際に複雑でわかりづらいといったフィードバックもありました。そこで、今回アプリ版がリリースされたわけですが、このアプリは数タップで設定が完了するうえ、接続情報も保持されるのでとても便利です。
外出先でフリーWiFiを頻繁に使う方、ネット利用時のセキュリティ面が気になる方はぜひ利用してみてください。
引用元：gizmodo
引用元：IT medeia NEWS
