開発者向けに配信が開始されたiOS 15.4ベータ1では、Apple Watchなしにマスク姿のままFace IDでのロック解除が可能となる模様。
この新機能は、海外のYouTuber、Brandon Butch氏が最初に発見したものでTwitterに投稿された画像からは、Appleの説明が確認できます。
https://twitter.com/BrandonButch/status/1486773540577812490?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1486773540577812490%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fjapanese.engadget.com%2Fios154-beta-enable-faceid-with-mask-023029460.html
「Face IDは、フルフェイス認識のみに設定されているときに最も正確に動作します。マスクしながらFace IDを使用するため、iPhoneは目の周りのユニークな特徴を認識して認証できます。
つまり、マスクのあるなしに関わらず顔認証機能が設定できるということです。そして『マスクあり』を選んだ場合でも、iPhoneに顔を登録するときにマスクを着ける必要はありません」
この新機能を使うには、[設定]アプリの[Face IDとパスコード] 内に追加された[マスクありのFace IDを使用(Use Face ID with a mask)]を選ぶだけです。
これまでマスクを着けたままFace IDをロック解除するにはApple Watchが必要でしたが、それが不必要になります。
またApple Watchを使う場合、それは「ロックを解除する」というだけにすぎず、Apple Payなどの本人確認はできませんでした。
しかし、この新機能では認証まで行えるため支払いやパスワードで保護されたアプリの使用時もマスクを着用したままで操作を完了させることができるものと思われます。
Apple公式の説明いわく「マスクをしながらFace IDを使うのは、普段かけているメガネをそれぞれ認識するよう設定した場合に最適です。マスク着用時のFace IDはサングラスに対応していません」とのこと。
マスク以外の部分を集中的に分析するためこれまでのFace IDとは少し制約が異なるようです。
iOS 15.4はまだ開発途上のため、これらの機能が一般公開されるまでには、しばらく時間がかかりそうですが、2020年初めにコロナ禍が全世界に流行してからiPhoneユーザーはどうFace IDをマスク着用状態で突破するかという部分に頭を悩ませてきました。
マスクを半分に折って顔に当てたりと手間のかかる顔登録に希望を抱いたり、ついにiOS 14.5およびwatchOS 7.4以降で「Apple Watchによるロック解除」が実装されたと思えばApple Payなどの認証には使えないという中途半端な機能であったり。
ここにきて、ようやく根本的な解決策が検討され始めたようです。
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